【移住者むけ】2〜3年で飽きる?沖縄の生活が飽きてしまう理由
綺麗な海や開放感に憧れて沖縄に移住をする人はとても多いです。
1年間に3万人も沖縄への転入者がいるというデータもあります。(こちら参照)
しかし3年ほど経つと移住をあきらめUターンをする人も多いのが現実です。
これは様々な理由がありますが、沖縄移住を諦める理由の一つとして単純に沖縄に飽きてしまったから。
最初に1〜2年は毎日楽しく過ごしていても、沖縄の生活に慣れてしまうと刺激のない毎日が続き沖縄に住む理由がなくなってしまうからです。
今回は沖縄移住に飽きてしまう理由、飽きてしまったらどうするべきかを解説しますので、ぜひ沖縄移住の参考にしてください。
海に飽きる
おそらく沖縄移住をしてから長い人は、全員が思うこと。
それが「海に飽きた」ということです。
旅行でみた沖縄の海と、移住してしばらく経ってからみる沖縄の海は印象が変わります。
「綺麗だな〜」と思う気持ちは変わりませんが、特別感がなくなってしまうんです。
沖縄の人は海に行きません。
これは当たり前のように目の前にある海に飽きているから。
どんなに素晴らしい風景や建物、経験も日常になるとありがたみがなくなるし、飽きてしまうんです。
むしろ海があることで、生活が大変なこともあります。
移住者は海のちかくに住みたがりますが、沖縄の人は海の近くに住みたがりません。
これは台風の時に強風が怖いのと、塩害がひどいから。
沖縄では車がすぐ錆びてしまい、建物も海からの塩害で大変な思いをします。
沖縄に長く住むと、海は綺麗なものというよりは、生活しづらくなる原因という印象に変わると思います。
食事に飽きる
沖縄には特有の料理がたくさんあります。
沖縄そば、ゴーヤーチャンプルー、海ぶどう、ジーマミー豆腐、、、
など美味しい沖縄料理があります。
最初は沖縄の独特な料理に感動して、週末は食べ歩きをするでしょう。
色々なお店で美味しい料理に出会い、毎週の週末が楽しくて楽しくて仕方なくなると思います。
しかし、それも時間が経つと出かけるのが億劫になります。
徐々におうちでゆっくり過ごすようになり、家事をしている間に1日が終わってしまうこともあるでしょう。
沖縄に移住して時間が経つとすべてが日常になりますが、食生活も例外ではなく日常になってしまいます。
生活に慣れる
移住して最初の頃は、あさ目覚めてカーテンを開けるだけで毎日が輝いているでしょう。
今日は何をしようか?どこに出かけようか?
そんなことを考えているだけで毎日が楽しくなります。
みたことない街並みを歩いているだけで楽しいし、夜寝る時も明日なにをしようかワクワクしながら眠りにつきます。
しかし移住して2年ぐらい経つと、沖縄の観光地や遊び場はほぼ行き尽くしてしまいます。
さらには沖縄で生活するには仕事をしなければいけなくなり、毎日の生活が徐々に日常へと変化していきます。
毎日同じ職場に行き、毎週同じところに買い物に行き、週末は同じように家事をこなします。
結局は住む場所が変わっただけで、やることは変わらないというのが現実です。
現実を知る
生活になれ、海や食生活にも飽きてくると、沖縄暮らしの現実を実感していきます。
給料は低いのに家賃はそんな安くないし、車の維持費も結構かかる。
と言ったお金の現実を最初に感じると思います。
他にも遊び場が少ないことや、年中暑い気候が嫌になったりと旅行などの短期間ではわからない現実を思い知るでしょう。
また、優しい人柄に惚れて沖縄移住を考えた人もいると思いますが、旅行者へと移住者への態度は全然違います。
旅行者は沖縄にお金を落としてくれるので優しく接してくれる人が多いです。
移住者に対してはそこまで優しく接してくれません。
すぐ帰る人が多いのと、沖縄にお金を落としてくれるわけではないからです。
ただし、仲間意識がつよい沖縄は、一度仲良くなるととても親切にしてくれます。
想像していたのと違い、冷たい対応にショックを受けることがあるかと思いますが、最初だけなのであまり気にしなくても大丈夫です。
沖縄の魅力である綺麗な海や優しい人柄のみを想像して、移住すると現実を知った時に強烈に帰りたくなってしまいます。
SNSで移住者が最初だけ綺麗な海や、普段の生活を投稿していても、時間が経つと投稿が減ったり更新が途絶えたりします。
これは理想と現実のギャップに苦しむからです。
いずれ沖縄の生活に飽きてしまうことは覚悟して移住をしましょう。
飽きるのは悪いことではない
沖縄での生活は飽きると思いますが、これは別に悪いことではありません。
沖縄での生活に慣れてきて飽きてしまうと、沖縄に移住したことが失敗に感じることがあるかもしれません。
しかし「飽きた=失敗」と考えるのは間違っています。
なぜならどこに住んでも、飽きは絶対くるからです。
人間は刺激になれる生き物です。
どんなに楽しいことや、幸せだなと感じたことも時間が経つと慣れてしまいます。
「飽き=失敗」という考えを持ってしまうと、ネガティブな気持ちになってしまうのでこの考え方は捨てた方がいいでしょう。
飽きたらどうするのか?
飽きは絶対くる。
これは前もって覚悟した方がいいですが、じゃあ実際に飽きがきてしまったらどうしたらいいのか?
この疑問の回答は「Uターンするかどうかを決めるタイミングだと理解する」です。
沖縄での生活に飽きてしまったということは、沖縄のいいところも悪いところもすべて理解したということ。
沖縄の生活を理解したうえで、
そのまま移住するのか?
もしくは地元に帰るのか?(または別の場所へ移住)
を決めましょう。
たとえ地元に帰ったとしてもそれは移住失敗ではありません。
沖縄ではなく地元の方が自分に合っていたと分かるための経験だと思えばいいのです。
沖縄に定住する人の特徴
沖縄に移住してそのまま定住する人はいます。
沖縄に定住する人たちも沖縄には飽きている人がほとんどです。
では、なぜ沖縄に飽きているのに定住するのか?
沖縄に定住する人たちには様々なパターンがあります。
地元に帰れないパターン
沖縄へ移住するときは転職する必要があります。
沖縄に移住して地元に戻ってくると、「現実から逃げて沖縄に移住した人が帰ってきた」という印象があるため、転職が難しくなります。
こういった人は転職ができないので、仕方なく沖縄に定住するという人が多いみたいです。
こだわりが少ない人
沖縄での生活にこだわりが強い人は、現実と理想のギャップに苦しみます。
毎日海に行きたい!➡️仕事で忙しくて海に行けない。海に飽きる
沖縄の人と交流したい!➡️沖縄の人は移住者に冷たい
といった感じでこだわりが強い人ほど、ギャップに苦しんでしまいます。
今住んでいるところが嫌だから、なんとなく沖縄に移住した。といったあまりこだわりがない人が続いたりします。
もちろん沖縄の好きなところがあって移住をすると思いますが、そこだけにこだわってしまうと後悔することになるので気をつけましょう。
相手に合わせれる人
沖縄は人・文化・気候とすべてが違います。
そんな沖縄では相手に合わせて、自分を変えることが大切です。
友達になった人がマイペースな人だったら、待ってあげれる人
仕事の優先度が違うなと感じたら、譲渡してあげれる人
気候がもともと住んでいたところと違くても、その違いを楽しめる人
こういった人が沖縄に定住します。
沖縄移住は結婚と同じ
移住は結婚と同じです。
結婚は飽きたらから離婚みたいな単純なことではありません。
色々な要素が絡まって、結婚生活を続けていきます。
移住も同じで飽きたから移住をあきらめる、という単純な考えだと絶対長続きしません。
沖縄に定住した人たちは、飽きたけどやっぱりいい場所だな。自分の居場所はここなんだ。と感じながら沖縄の生活を続けています
相手が自分に合わせることを望むのではなく、自分が相手に合わせるという姿勢が大切です。
自分を変えるというのは大変ですが、本当に相手のことを大切に思うことができるならできるはずです。
移住は結婚と同じと考え、相手に合わせて自分を変化させる。現実を見る。忍耐力ということが必要になることを覚えておきましょう。