筋トレで息切れをするのは危険信号!原因と対策、正しい呼吸法とは?
・筋トレ中に肩が上下するぐらい息切れを起こしてしまう
・スクワットなど高負荷のトレーニングをすると息切れを起こしてしまう
・筋トレ中の息切れを改善したい
なんてことはありませんか?
この記事では筋トレ中に息切れをしてしまう原因の解説、そして息切れを起こさない対策についてまとめています。
✅この記事の内容
・息切れを改善する方法
・正しい呼吸法について
私はトレーニング歴6年のトレーニーですが、スクワット・デッドリフトなどの高負荷のトレーニングを行うときに息切れをするようになりました。
本・ネット・パーソナルトレーナーをしている友人に色々教えてもらい実際に改善することができたので、その時に学んだことをまとめました。
筋トレ中に息切れする原因

筋トレ中に毎回肩が上下するぐらい息切れをしている人は、何かしら問題がある可能性があります。
様々な原因が考えられますが、筋トレ中に息切れをする原因は主に3つです。
・呼吸を止めている
・心肺機能が弱い
・追い込みすぎている(オーバーワーク)
筋トレはただがむしゃらにやればいいものではありません。
しっかりと正しい方法で筋トレを行い、筋トレ中の息切れをなくしていきましょう。
呼吸を止めている
まず、本来であれば筋トレ中に肩が上下するほどの息切れは起きません。
筋トレは100m走のような全身の筋肉を使うものではなく、局所運動なトレーニングだからです。
例えば100m走は全身の筋肉を激しく使うため、運動終了後に足りない酸素を取り込もうとして肩を上下するほどの呼吸を行います。
それに対して筋トレは局所運動のため、正しく呼吸を行えていれば酸素不足にはなりません。
ベンチプレスやスクワットなど、高負荷の筋トレを行う時は息を止めがちです。
しかし息を止めてしまうと酸素不足になりがちのため筋肉に酸素が行き届かず、非効率的な筋トレになってしまいます。
筋トレの効率を上げるために、筋トレ中もしっかり呼吸は意識しましょう。
心肺機能が弱い
先ほど局所運動ではしっかり呼吸を行えていれば、酸素不足にはならないと説明しました。
しかし、そもそも心肺機能が弱い人は、正しい呼吸法でも酸素不足になり息切れになることがあります。
もし正しい呼吸法でも筋トレ中に息切れを起こしてしまうようであれば、心肺機能の向上を優先的に行いましょう。
追い込みすぎ(オーバーワーク)になっている
オーバーワークとは筋トレを過度に行うことで、筋肉の回復が間に合わず筋肉に疲労が蓄積されている状態です。
オーバーワークは1回のトレーニングでなるものではなく、疲れが蓄積されることで起こります。
明確な判断基準がないため判断が難しいですが、最近急に息切れをするようになった場合は、オーバーワークになっている可能性があります。
オーバーワークは息切れの原因になるだけでなく、日常的に体がだるくなったり不眠症になったりと生活にも支障をきたします。
筋トレは無理せず継続できる範囲で行うようにしましょう。
スクワットは息切れしやすい?

スクワットは体で1番大きな筋肉である下半身に強い負荷を与えるため、酸素を大量に必要とします。
そのため、息を止めてしまったり正しい呼吸ができていないとすぐ息切れを起こしてしまう種目です。
心肺機能が低い人の中には、しっかり呼吸をしても息切れを起こしてしまう人もいるでしょう。
筋トレの正しい呼吸は、力を出すときに吐き、戻すときに吸うのが基本です。
スクワットの場合は
しゃがむ時 : 息を吸う
体勢を戻す時: 息を吐く
というのが正しい方法です。
スクワットで肩が上下するぐらい息切れを起こしてしまう人はぜひ試してみてください。
筋トレで息切れを起こさないためには?

筋トレ中に息切れを起こしてしまう原因を解説してきました。
ここからは息切れを起こさないための対策について解説していきます。
有酸素運動をする
1番おすすめなのは有酸素運動で心肺機能を高めるというもの。
心肺機能を強化すれば、筋肉にしっかりと酸素を供給することができます。
・ウォーキング
・水泳
・縄跳び
・自転車
30分以上行えば、心肺機能の向上が期待できます。
頻度は週2〜3回程度で構いません。
継続できる範囲で取り組んでいきましょう。
しっかりと呼吸を行う
十分な心肺機能を身につけたら、正しい呼吸法で筋トレを行えるように練習をしましょう。
先ほども説明した通り、力を入れるときに吐き、戻す時に吸うのが基本です。
また筋トレ中の呼吸は胸式呼吸が効果的と言われています。
呼吸法には「腹式呼吸」と「胸式呼吸」の2つの方法があり、胸式呼吸はお腹を膨らませない呼吸方法です。
胸式呼吸は交感神経が優位になる呼吸法で、交感神経が優位になることで血液循環を高めたり代謝を上げて活動性を高める効果があります。
筋肉が動きやすくなりますので、筋トレ中は胸式呼吸を意識するようにしましょう。
力を入れるときに吐き、戻すときに吸うのが基本
胸式呼吸を意識する
インターバルを長くとる、オフ日を作る
心肺機能を鍛えて、正しい呼吸法を用いても息切れを起こしてしまう人はオーバーワークの可能性が大です!
筋トレ中のインターバルの時間を長くとるか、思い切って筋トレをせずゆっくり休みましょう。
筋肉はトレーニングだけでなく、しっかり休むことで傷付いた筋繊維が修復され成長します。
トレーニングと休息のバランスが崩れると回復のメカニズムが働かなくなり、筋肉に疲労がたまります。
トレーニングで追い込みたい気持ちはわかりますが、しっかりと筋肉を休める時間や日を作るようにしましょう。
適度な休息をとりましょう!
しっかりと呼吸をし、息切れなしで筋トレをしよう!

筋トレで肩が上下するぐらい息切れをしてしまう時は、無理をしているか間違った筋トレをしている証拠です。
息切れをするとうまく追い込めていると達成感を味わう人もいるかもしれませんが、筋肉にうまく酸素が回っていなかったり筋肉がうまく動けてないかもしれません。
肩が上下するぐらい息切れをしてしまう場合は、一度自分の呼吸法や食事、睡眠時間など体に何か負担をかけてしまっていないか見直しましょう。
しっかりと体に酸素を取り込むことで、筋肉もしっかりと動いて効率の良いトレーニングを行うことができます。
正しいフォームだけでなく正しい呼吸を身につけ、より良い筋トレをしていきましょう!!
・普通は筋トレで息切れはしない
・息切れの主な原因
①間違った呼吸法
②心肺機能が弱い
③オーバーワーク
・改善策
①有酸素運動を行う
②正しい呼吸法を身につける
③体を休める
・呼吸は胸式呼吸を意識する
原因が一つだけでない時もあるので、自分の体の調子と相談しながら筋トレをするようにしてください!。
この記事が皆さんの参考になると嬉しいです!
最後まで読んでくれてありがとうございました!