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大胸筋上部が大きくならない理由5つとその対策を徹底解説!
大胸筋上部を鍛えたい!
大胸筋上部だけ発達しない
と悩んでいませんか?
この記事は大胸筋の中でも上部を鍛える方法について解説しています。
・大胸筋上部、中部、下部の関係
・大胸筋を鍛えるメニュー
・1週間の筋トレメニューとスケジュール
大胸筋の上部を鍛えると、鎖骨から胸の中央にかけてふくらみができるため大胸筋の大きさが強調されます。
また大胸筋の輪郭がはっきりするため、形のいい大胸筋となります。
そのため男性ならたくましい印象になり、女性はバストアップが期待できます。
たくましい上半身を手に入れたい、バストアップ効果を狙いたひとは大胸筋上部を狙ったトレーニングは効果的と言えます。
しかし大胸筋の上部は中部・下部と刺激が入る動きが違うため上部を狙ったアプローチが必要になります。
もしあなたが大胸筋の上部だけが発達しないのであれば、中部・下部にだけ刺激が入るトレーニングをしているかもしれません。
この記事で紹介している筋トレメニューと考え方を参考にして、大胸筋上部を鍛えていきましょう。
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上部は中部・下部と負荷が入る動きが異なる
大胸筋といっても正確には「大胸筋鎖骨部」「大胸筋胸助部」「大胸筋腹部」3つの部位に分かれています。
私のような筋トレをしている人には「上部」「中部」「下部」と呼ぶことに慣れ親しんでいる部位です。
大胸筋鎖骨部(上部) | 鎖骨に付着する大胸筋群 |
大胸筋胸助部(中部) | 胸骨と助骨に付着する大胸筋群 |
大胸筋腹部(下部) | 腹筋を包んでいる膜に付着している大胸筋群 |
※名前がややこしいのでここからはそれぞれの筋肉を上部、中部、下部と呼びます
大胸筋上部は肩関節の屈曲(前に伸ばした腕を下から上に動かす動き)に働き、中部・下部は肩関節の内転と内旋(鳥のように広げた腕を体前方に閉じる動き)に働きます。
解剖学的には大胸筋の上部・中部・下部は違う筋肉として扱っています。
またそれぞれが働く動きも違うため、上部を鍛えたい場合は上部のみを狙ったアプローチをする必要があります。
大胸筋の上部・中部・下部は違う筋肉として考える。
上部を鍛えたい場合は、上部のみを狙ったアプローチをする必要がある。
大胸筋上部が大きくならない理由
大胸筋上部を鍛えるメニューの紹介の前に、なぜ大胸筋上部が発達しないのか?についてその理由(あるある)を紹介します。
もしあなたの筋トレ法に当てはまるものがあった場合、それを改善するだけでも大胸筋上部を大きくすることができるかもしれません。
上部が大きくならない理由1 フォームが間違っている
大胸筋を鍛える筋トレメニューといえばベンチプレスです。
大胸筋を鍛えるためにベンチプレスをしている人は多いと思いますが、フォームが間違っていると肩の前部や三角筋に負荷が逃げてしまいます。
手幅は大体肩幅の1.5倍ぐらい。
バーを下ろした時に腕が地面に垂直なるぐらいにして、脇の角度は60度ぐらいになるようにしましょう。
ちなみに手幅を少しだけ狭くすると大胸筋上部への刺激が強くなると言われています。
大胸筋上部へ刺激が入る手幅を探してみてください。
またバーをあげる時に肩が体の前に動くようにしてあげていると、負荷が肩の前部に逃げます。
怪我の原因にもなるので、肩の位置は動かさないように意識してください。
※ベンチプレスを例に説明をしましたが、もちろん他の筋トレメニューもフォームが大切です。
上部が大きくならない理由2 重量が間違っている
一般的には筋肥大に適している回数は8〜10回と言われています。
15〜20回もできる重量では筋肥大は期待できないので、重量の設定を見直す必要があると言えるでしょう。
3〜5回程度の重量の場合は筋力向上が期待でき、最終的には筋肥大に繋がる場合もあります。
自分の目的にあった重量設定にすることが大切です。
上部が大きくならない理由3 ずっと同じメニュー
筋肉はずっと同じ負荷を与えていると慣れてしまい成長が止まります。
「成長が止まった」と感じた場合は筋トレのメニューを変えることで、停滞期を抜け出せる可能性があります。
私の場合は2ヶ月スパンで筋トレメニューを変えることで、筋肉に新しい刺激を与えるようにしています。
大胸筋と一言で言っても、大胸筋を鍛えるメニューはたくさんあります。
・ベンチプレス
・ダンベルプレス
・ダンベルフライ
・ディップス
・ケーブルフライ
・インクラインベンチプレス
・インクラインダンベルプレス
・ペックフライ
パッと思いつくだけでもこれだけのメニューがあります。
ずっと同じ種目ではなく様々なメニューを組み合わせて、筋肥大を目指しましょう
上部が大きくならない理由4 栄養が足りていない
筋トレをどんだけ頑張っていても、筋肉の成長に必要な栄養が足りていないと筋肉は成長しません。
筋トレは筋繊維を傷つける行為であり、修復する時に筋肉は成長するからです。
個人差はありますが、
・タンパク質➡️体重✖︎2g
・糖質➡️️️️体重✖️3〜5g
・脂質➡️最低でも30g
上記の栄養は必ず取るようにしてください。
特に朝食は大切ですので、朝食を抜くというのは絶対にやめてください。
朝、目覚めた時というのは睡眠の間なにも食べていないため栄養が枯渇している状態です。
筋肉が分解される原因になるので、朝食はしっかり食べるようにしましょう。
上部が大きくならない理由5 休養が足りていない
筋トレをしている人が意外に陥りがちなのが、休養不足です。
オフ日なしの週7で筋トレしたり、睡眠不足な状態が続いている問い状態の人は思い切って休養を取るようにしましょう。
筋肉は「動かす→傷つく→修復する→大きくなる」というサイクルを繰り返すことで大きくなります。
また、筋肉は常に合成と分解を繰り返しているので分解より合成を活発にする必要があります。
休養が足りていないと合成より分解が活発になってしまうので、休養を取ることで合成が分解を上回るようにしましょう。
私も3年ほど前は週7で筋トレをしていましたが、週4回ぐらいに減らしてからは筋肉が成長するようになりました。
筋トレをしないというのは筋肉が小さくなってしまう気がする。と怖くなるのもわかりますが、思い切って休むことも大切です。
大胸筋上部を鍛えるおすすめ筋トレメニュー4つ
上部を狙うならインクライン種目をやろう
大胸筋の上部を狙う場合は、ベンチなどに角度をつける「インクライン種目」を中心に行いましょう。
「具体的にどれぐらいの角度で行えばいいの?」
と悩む人は多いと思いますが、15〜30度ぐらいの角度がおすすめです。
これは「chaves sfn,2020」という研究結果から分かっていることで、15度の角度だと大胸筋上部の筋活動が高まり、30度にすると中部と下部の筋活動が落ちるが上部の筋活動が最も活発になると言われています。
45度を超えてしまうと大胸筋の筋活動がおちて、三角筋の筋活動が活発になってしまいますので、45度を超えるような角度はやめたほうがいいでしょう。
上部だけピンポイントで狙うなら30度、中部と下部も鍛えたいのであれば15度ぐらいの角度にするといいでしょう。
角度について解説したところで、実際の大胸筋上部を鍛える筋トレメニューを紹介します。
インクラインダンベルプレス
大胸筋上部の筋肥大に最もおすすめなのはインクラインダンベルプレスです。
インクラインダンベルプレスの魅力は可動域が広く、筋肥大効果がとても高いと言われていることです。
15種類の大胸筋トレーニングで、大胸筋上部の筋肥大に1番効果があったという研究結果もあります。
大胸筋上部の筋肥大をしたい場合は必ずインクラインダンベルプレスを行いましょう。
ただし注意点として、自分の柔軟性に合わせた可動域でトレーニングを行うことです。
自分の柔軟性を超えた可動域でトレーニングを行うと怪我の原因になりますので、少しずつ可動域を広げるようにしましょう。
可動域をしっかり取ることを意識する
※自分の柔軟性に合わせた範囲で
インクラインバーベルプレス
インクラインバーベルプレスはダンベルプレスと違い高重量を扱えるのが魅力です。
筋力と筋肥大には相関関係があり、筋力が上がると筋肥大にも効果があります。
高重量のインクラインベンチプレスを行うことで筋力アップを狙いましょう。
ただし、フォームが崩れてしまうほどの高重量は怪我のリスクが高まります。
無理のない範囲で重量を上げていきましょう。
また手幅を狭くすることで肘が胴体に近づき、より上部に負荷が入るようになります。
普段のベンチプレスの手幅より拳一個分ぐらい狭めて行うと上部に効果的なトレーニングになります。
高重量でトレーニングして筋力アップを狙う
※フォームが崩れない範囲で重量を上げる
インクラインダンベルフライ
筋肥大を目指すのであればストレッチ系の種目はメニューに入れておくことをおすすめします。
大胸筋上部を狙うストレッチ種目はインクライダンベルフライがあります。
ベンチプレスのように多関節を動かす必要はなく単関節のみのため、初心者でも習得しやすい種目です。
ストレッチを狙う種目ですので、ストレッチを感じる位置までダンベルをしっかりおろすようにしましょう。
また角度によっては肩に強い刺激が入り怪我の原因になるので十分に気をつけてください。
ストレッチを感じる位置までダンベルをおろす
※角度を間違えると肩を怪我するので注意
ケーブルフライ(下から上に上げる)
ケーブルフライは今まで解説した3種目と違い、負荷が抜けにくいところが魅力の種目です。
負荷が抜けないケーブルフライは低重量・高回数で行うことで筋肉をパンプさせ、筋肉に疲労物質を蓄積させることができます。
この疲労物質は筋肉にとってストレスになるため、筋肉が成長することが期待できます。
上部を狙う場合は肩関節の屈曲(腕を下から上に上げる動き)が大切ですので、ケーブルフライをするときは、下から上に上げるように行いましょう。
低重量・高回数で筋肉をパンプさせる
※下から上に上げる動きで上部を狙おう
具体的な筋トレメニューとスケジュール
筋肥大目的の場合、大胸筋全体は1週間で10〜20セット
おすすめの筋トレメニューはわかったけど、具体的にはどれぐらいの頻度で何セットすればいいの?
と悩む人もいると思います。
そこで私の1週間の筋トレメニューを紹介します。
私の筋トレメニューがあなたに合うとは限りませんが参考にしてもらえると幸いです。
私の1週間の筋トレメニューとスケジュール
⚫️1週間のスケジュール
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
胸①・上腕三頭筋 | 休 | 背中・上腕二頭筋 | 胸②・肩 | 休 | 下半身 | 休 |
⚫️胸トレメニュー
①フラットベンチプレス 3セット
②インクラインダンベルベンチプレス 3セット
③インクラインダンベルフライ 3セット
①インクラインベンチプレス 3セット
②ケーブルフライ 2セット
筋肥大の場合は1週間で10〜20セットを2,3日分けて行う
筋肥大を目的とする場合は1週間で10〜20セットぐらいのボリュームがいいとされています。
ただし筋トレ上級者の場合は20セットで足りない場合は30セットぐらいのハイボリュームの期間を設けて筋肉を刺激しましょう。
また、1日でまとめてセット数をこなすのではなく、2〜3日分割して頻度を増やしてセット数を組むようにしてください。
これは1日でまとめて多くのセット数を行うと、トレーニング後半の重量が落ちてしまい総負荷量が落ちてしまうからです。
そのため1日でまとめて筋トレするでのはなく、2,3日に分けて胸トレを行いましょう。
サプリメントも活用しよう
筋肉の成長には筋トレだけでなく、食事も大切です。
しかし今回紹介した筋トレメニューのように、分割して週3〜5回もトレーニングをするようなハードな筋トレの場合、食事だけでは栄養が足りなくなる場合があります。
・疲れが取れない
・筋肉が成長しなくなった
という場合はサプリメントを検討しましょう。
サプリメントはあくまで栄養補助食品です。
出来る限り食事から栄養を摂取しましょう。
サプリメントはお金がかかるデメリットがありますが、筋肉の成長を助けてくれます。
私はセールが多く品揃えが多い【Myprotein】を活用しています。
5年以上愛用していますが、安くサプリメントを購入する方法をまとめていますので、気になる人は読んでみてください。
まとめ
今回は大胸筋上部を鍛える方法について解説しました。
⚫️大胸筋上部は中部・下部と刺激が入る動きが違う
⚫️大胸筋上部が大きくならない理由
・フォームが間違っている
・重量が間違っている
・ずっと同じメニュー
・栄養が足りていない
・休養が足りていない
⚫️大胸筋上部を鍛えるおすすめの筋トレメニュー
・インクラインダンベルプレス
・インクラインバーベルプレス
・インクラインダンベルフライ
・ケーブルフライ
⚫️筋肥大は1週間10〜20セットぐらいがおすすめ
⚫️サプリメントを活用しよう
大胸筋は中部・下部とは違う動きで刺激が入るため、上部のみを狙ったアプローチが必要なります。
今回紹介した4つの種目を全て取り入れる必要ありませんが、もしも大胸筋上部を鍛えたい場合はどれか一つだけでもメニューに入れることをおすすめします。
また筋力を上げることで筋肥大を効率的に行うことができます。
今回紹介したトレーニング内容で大胸筋上部が発達しない場合は、筋力アップを狙ったトレーニングをする必要があるかもしれません。
過去にベンチプレスの重量を伸ばした方法を記事でまとめています。
こちらを参考にして筋力を上げた後に、重量を上げて大胸筋上部を狙ったトレーニングをしてみてください。